【イベントレポート】第16回にいがたマンガ大賞フェスティバル
2月8・9日、第16回にいがたマンガ大賞フェスティバルが開催されました。
2日間で合わせて1800名もの方にご来場いただきました。当日の様子をご紹介します。
にいがたマンガ大賞ゆかりの作家原画展
ギャラリーでは、鈴木有布子先生、吉元ますめ先生、伊藤里先生の原画・カラーイラスト・ネーム約190点を展示。先生方はにいがたマンガ大賞で入賞経験をお持ちで、現在はプロのマンガ家としてご活躍中です。今回の原画展では商業誌掲載作品だけでなく、マンガ大賞入賞時の原画も展示されました。
来場者は、「ネームはこうやって描いているんだね」、「この先生もマンガ大賞に出していたんだね!」など、興味深い様子で見入っていました。
▲約190点もの作品が並びました。
▲鈴木有布子先生の作品。貴重な解説コメント付です。
▲吉元ますめ先生の作品。
▲伊藤里先生の作品。
第16回 にいがたマンガ大賞受賞作品展
第16回にいがたマンガ大賞の梅玉りえ「とわずがたり」ほか、入賞・入選・準入選作品117点の原画を展示。
会場は多くの人で賑わっていました。
新潟ゆかりのマンガ家による応援イラスト展
新潟ゆかりのマンガ家など17名による、描き下ろし応援イラストを展示しました。
魔夜 峰央先生/聖 悠紀先生/Belne(天碕莞爾)先生/近藤 ようこ先生/前田 ヒロユキ先生/安田 弘之先生/山本 航暉先生/古泉 智浩先生/小川 悦司先生/花見沢 Q太郎先生/鈴木 有布子先生/はかせ先生/片桐 美亜先生/陽華 エミ先生/鈴木 いこ先生/伊藤 里先生/富浦 千弥さん(第15回にいがたマンガ大賞受賞者)
マンガ原稿の使い方のコツ講座
表彰式オープニングイベントとして、1次審査員の温出真巳先生によるマンガ原稿の使い方のコツ講座が開催されました。
温出先生は「読む人がいてこそ成立するのがマンガ。読者を意識して、読みやすいようにする心がけが大切」と、裁ち切り線や製本時の見え方など、意外と知らない正しいマンガ原稿の使い方をわかりやすく解説。来場者は真剣に耳を傾けていました。
第16回にいがたマンガ大賞表彰式
最終審査員の魔夜峰央先生、2次審査員の杉野庸介氏(一迅社代表取締役社長)、中里郁子氏(講談社なかよし編集部)、林田慎一郎氏(講談社月刊少年マガジン編集長)をお招きし、表彰状授与式が行われました。
魔夜峰央先生は今回の総評として、「今回は特に、小学生の応募者の活躍が目立ちました。これからもこの素晴らしい能力を伸ばしてほしいです。そのためには、マンガ以外の事も色々経験してください。その経験が全てマンガの肥やしになります。将来私を脅かすようなマンガ家になることを楽しみにしています」とコメント。
また、大賞を受賞した梅玉りえさんは、「チャレンジに年齢は関係ないと聞くが、今回の受賞で実感しました。支えてくれた家族、審査員、実行委員の皆さん、私のマンガを好きと言ってくれる友人に感謝します。」と受賞の喜びを語りました。
受賞された皆様、おめでとうございました!
▲りゅーとぴあ能楽堂で行われた表彰式
▲今回の最年少受賞者いとうだいきさん(3歳)が表彰される場面では、その微笑ましい姿に一際大きな拍手が沸き上がりました。
第16回にいがたマンガ大賞 審査員トークショー
彰式に引き続き、魔夜峰央先生、杉野庸介氏、中里郁子氏、林田慎一郎氏によるトークショーが開催。プロのマンガ家・編集者としての視点から、普段は聞けない「審査のポイント」や「マンガを描くコツ」などが語られました。
トークショーは今回が初開催の企画でしたが、来場者からは鋭い質問も上がるなど、大変な盛り上がりを見せていました。
第16回にいがたマンガ大賞 作品講評会
にいがたマンガ大賞では、希望する受賞者に対し、自分の作品について審査員の先生方から直接アドバイスをもらえる作品講評会を毎年開催しています。
今年も多くの方が講評会に参加し、積極的な質疑応答が繰り広げられました。また、参加者は他の受賞作の講評の際にも、真剣な表情で聞き入っていました。
魔夜峰央サイン会
毎年大好評の魔夜峰央先生によるサイン会には、今年も幅広い世代のファンが駆けつけました。
先生はファン一人一人と楽しそうにお話をしながら、丁寧にサインをされていました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
「第17回にいがたマンガ大賞」の募集期間は、平成26年8月15日~9月8日です。
ご応募お待ちしております!