【イベントレポート】第21回にいがたマンガ大賞表彰式

2019.03.01 [その他]

2月23日(土)13時30分より、新潟市万代市民会館6階多目的ホールにて、「第21回にいがたマンガ大賞表彰式」が開催されました。


最終審査員の新潟市出身マンガ家・魔夜峰央先生をお迎えし、全応募作品332点の中から入賞された皆さんを表彰する式典。表彰式開始前の会場では、子どもたちの笑い声や、受賞者とその家族の笑顔が溢れる穏やかな雰囲気でした。

また、同施設4階大研修室には受賞作品を手に取って読むことが出来る展示があり、受賞者の皆さん含め多くの方が足を運び、他の受賞者の作品に真剣な眼差しで目を通したり、家族と作品を前に談笑したりと様々な表情をのぞかせていました。


今回の受賞作品は、表彰式にあわせて発売された「第21回にいがたマンガ大賞作品集」や、新潟市マンガの家にて2月28日(木)~4月9日(火)開催の「第21回にいがたマンガ大賞作品展」でご覧いただけます。

▲木村勇一新潟市副市長

▲最終審査員 魔夜峰央先生

▲土田雅之実行委員会会長

▲4階大研修室の様子


各賞賞状授与


第21回にいがたマンガ大賞「リリィ」を描かれたゆっけさん、こどもにいがたマンガ大賞

「ミントの運命の恋」を描かれた増田湊さんをはじめ、各部門上位入賞者が壇上にて表彰されました。


大賞受賞者のゆっけさんは「この度はにいがたマンガ大賞という素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。私が初めてマンガ大賞に出した年は小学校6年生の頃です。そこから10年以上経ち、何度も挑戦しては落ちて、何度も挑戦しては落ちてを繰り返して、今日ようやく大賞を手に出来た事をとても嬉しく思っています。私がマンガを初めて読み始めたのは幼稚園の時です。紙とペンだけでこれ程までに綺麗な人や世界を表現できるのかと、とても感動したおぼえがあります。私はその時から人付き合いがあまり上手くありませんでした。誰かを傷付けてしまったり、困らせてしまったり、たくさんたくさん失敗をしてきました。自分なんか消えてしまえば良いと、悩んでいたこともたくさんあります。でもその度にマンガを開いて、真っ直ぐ、一生懸命生きているマンガの登場人物達を見て、たくさん元気と勇気をもらいました。自分が好きになれる自分に変わろうと、努力する事が出来ました。10年以上経った今でも失敗ばっかりで、上手くいかない事の方が多い人生ですが、それでも辛い時には一緒に飲みに行ってくれる友達が出来たり、悪いことをしたら叱ってくれてそれでも一緒に居てくれる人が出来ました。それは、マンガがなかったら手に入れる事が出来ない事なので、本当にマンガの存在は偉大だと思っています。今回描いた作品は、私が今までマンガに色んなものを与えてもらった様に、私も読んでくれた人に何か残せる様な作品にしたいなと思ってこの作品を描きました。だからもし、この中で私の作品を読んでくれる方がいらっしゃったら、何か一つでも感じ取っていただけたらなぁと思います。最後になりましたが、この度は本当に、本当にありがとうございました。」と、受賞の喜び、また、マンガへの思いを述べられました。



▲第21回にいがたマンガ大賞

「リリィ」ゆっけさん

▲第21回こどもにいがたマンガ大賞

「ミントの運命の恋」増田湊さん

▲表彰式の様子

▲受賞者の皆さん


魔夜峰央先生 総評


魔夜峰央先生は今回の総評として、「ゆっけさんの様に、失敗を気にしていたら私は生きていられません。とっくに死んでいると思いますけどね、まぁ人間なんて失敗して間違ってね、それで何とか前へ生きていこうって動物だから…頑張ってね。

去年は確か3歳から88歳という、応募者の年齢差の記録を作ったと思うんですけど、今回は内容のバリエーションの多さ、これで記録を作ったんじゃないか。大賞受賞者のゆっけさんを始めとして、魔夜峰央賞を2本選ばざるを得なかった。1本にしておけば副賞のイラストを1枚描けば済んだのに、なんで自分でこんな苦労をしているんだと思いましたけど、でもそれだけ幅が広がってもう選びきれないところがあったんですね。この調子で本当に、皆さん頑張っていただきたいと思います。」と、大賞受賞者への激励と、応募参加者への期待を述べられました。


受賞作品講評会


表彰式のあとは、同施設4階にて魔夜峰央先生による講評会が開催されました。

にいがたマンガ大賞では毎年、希望する受賞者に対して、自分の作品について審査員の方々から直接アドバイスをいただける作品講評会を開催しています。

今年も多くの受賞者の方が講評会に参加し、積極的な質疑応答が予定時間ギリギリまで繰り広げられました。また、他の受賞者が講評を受けている際も、真剣な表情で聞き入っていました。

大賞を受賞したゆっけさんの「リリィ」について魔夜峰央先生からは「自分が苦手だと思うものを描いていった方が上達は早い。受賞作『リリィ』の様な現実とかけ離れた内容も面白いけれど、ゆっけさんが描く題材として苦手だと思っている自身の恋愛など、身近な話を描いたら意外ともっと良さが出るかもしれない。次回作に期待しています。頑張ってね。」と、アドバイスとエールが送られていました。

こどもにいがたマンガ大賞を受賞した増田湊さんの「ミントの運命の恋」は小学4年生とは思えない表現力が評価され、魔夜峰央先生からも、「この年齢でこれだけ描けたら立派なもんです。私はこの年代でこんなものとても描けませんでした。今はとても上手です。もっとたくさん描いてください。大ベテランの先生の様に高校生デビューを目指して頑張ってくれると嬉しいです。」と激励されていました。



表彰式と講評会の終了後には毎年大好評の魔夜峰央先生サイン会を開催。

今年も幅広い世代のファンが駆けつけました。列で待機している間やサインをもらった後もファン同士の交流が行われ賑やかな雰囲気でした。

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